LCCって何?FSC(ANAやJAL)との違いを解説

日本ではLCC(格安航空会社)の認知度が低く、とFSC(フルサービス航空会社)の違いはあまり知られておりません。
今回は元某LCCのコールセンターで働いていた経験を活かし、
この2つの違いを分かりやすく解説します!各シーンによって使い分け、楽しい旅を計画してください!

 

 



1. LCC(格安航空会社)とは

LCCとはローコストキャリアの略で格安航空会社ともいいます。日本で有名な航空会社だと、ジェットスター・ピーチ・バニラエア等です。
従来の航空会社と比べサービスが簡素かされ、より安く利用できるよう料金が設定されています。

 


2. FSC(フルサービス航空会社)とは

FSCとはフルサービスキャリアの略で従来の航空会社のことは指します。

日本の航空会社ではANAとJALの2社です。

座席指定・機内食・ドリンク等はもちろんのこと、長いフライトでは映画やテレビ、ゲームなども自由に見れるようなサービスに徹底した航空会社です。

 


3.LCCの安い理由

LCCがなぜ各段と安いのか、場合によっては[1円]で乗れることもあります。
安い理由4点を挙げてました。

①できるだけ保有機材を運用

FSCでは予備の機材を用意している場合があり、
機材トラブルがあったとしても予備の機材を運行して遅延や欠航を防ぐことができます。しかし、LCCでは機材運用の効率化のため、予備の機材を用意していることは少なく、遅延や欠航がFSCより多いのが現状です。

②機種の統一

同じ機種であれば部品等の在庫は1機種だけですし、整備や操縦なども統一できるため合理的です。

③座席数を増やす

FSCと比べLCCの座席は狭いです。
そしてより多くの座席を搭載することによって1人あたりのコストを下げることができます。
日本人ではあまり見られませんが、特別体の大きな方には座席を2人分予約する必要がある場合もございます。

④機内設備やサービスの簡素化

FSCでは無料で付いてくるサービスもLCCではオプションとなり追加費用が発生する場合があります。例えば座席指定、預け手荷物、座席モニター、オーディオ、機内食等です。

 


4. 定時運航率とは

定時運航率とはどのくらいの確実性・正確性で出発したのかを定時運航率として数値化し、サービスレベルの重要な指標としている。
航空機の場合は15分以内に出発する航空機は、時間通りに運行していると国際的にみなされているようです。
(引用:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AE%9A%E6%99%82%E9%81%8B%E8%88%AA)

各航空会社の定時運航率を知りたいときは時期によって異なるため、
気になる方はその都度検索するといいでしょう。

 


5. 意外に知られていない欠航理由”機材繰り”

機材繰りは「使用機材の到着遅れによる遅延」です。
通常、飛行機は「新千歳→成田→沖縄」のように1日に複数の便を運航するようになっています。

仮に成田到着が遅れると成田出発も遅れる可能性が出てきます。

LCCはFSCと比べて機材運用の効率化のため、空港に滞在する時間が短く
到着が遅れた場合、出発時間に影響する確率が高くなります。
又、FSCのように予備の機材を持っていれば、代わりの便を運用することもできますが、LCCのように全機材を運用していると、対処できません。
こういった事情も知っておくと、航空会社を選ぶ材料になります。

 


6. 欠航時にすべきこと!

①カウンターに行き、現段階で何ができるか確認を行う。

その状況や欠航理由により航空会社の対応が変わるので、まずは現地での確認が必要です。

②予約センター・コールセンターに電話する。

欠航時は必ず、電話は混みあい1時間待ちなどはよくあります。
コールセンターの番号は控えておき、欠航時すぐ連絡できるようにしておきましょう。
ただし、”ナビダイヤル”になるため”料金が発生します”のでご注意下さい。

③航空会社のホームページで予約状況を確認する。

LCCでは予約や変更、払い戻し等が出来るようになっています。
振替便はすぐに予約で埋まってしまうことがあるため、先に席を抑えておくことをオススメします。振替便予約後も払い戻しがあるかどうかは、必ず確認しましょう。

④大幅な遅延や欠航時は補償があるかも!

例えば、振替便を予約して後続便が翌日になる場合、ホテル代、食事代、交通費(公共機関)、その他かかった費用は補償される場合があります。
国内線ジェットスターの場合は1日8000円までと上限が決まっていますが、
必ず対応できる分けではないので、”事前確認”と領収書は残しておくようにしましょう。

※ポイントは欠航・遅延が決まったらすぐにカウンターもしくはコールセンターに連絡することです。必ず混み合い電話が繋がらない場合がほとんどで1時間以上待たされます。

 


7. やっぱり僕はLCCを選ぶ!理由は・・・

僕は出張など仕事で飛行機を乗るときはFSCを選びますが、旅行や私用の移動などではLCCを選びます。その理由はやはり”安い”からです。
私はよくタイ旅行をするのですが、ほとんどLCCを利用します。
航空券購入時は見比べると、時期や時間帯にもよりますが、FSCとLCCでは価格が倍以上違うことが多いです。
ただ僕の場合、比較的時間に余裕があるので多少の遅延や欠航を覚悟しているというのもあります。
でもやっぱり目的地についてから浮いたお金で少し贅沢をするのが楽しみなので、LCCを選びます。

みなさんはいかがでしょうか。
各シーンに合わせ航空会社を選んで楽しい旅にしてください!

 

↓こちらでは、LCCを安く乗る方法を解説しておりますので、

興味のある方はご覧ください!
「LCC【格安航空券】をもっと安く利用する5つの方法をご紹介」
https://three8-life.com/lcc-get-cheaper/